秋例お疲れ様でした

書いた人: Tfkうーはいうぇい

無事に第11回秋季例大祭が終わりました。お疲れ様でした。スペースに訪れてくださった方々、ありがとうございました。

合同誌と缶バッジは大量に刷ったので、まだ在庫があります。駒場祭、春例でもよろしくお願いします。

設営完了!
設営完了!

花映塚大会をもう一度開催してほしいという声を聞きました。前向きに検討していますよ。

撤収後の床
撤収後の床
立つ鳥跡を濁さず

戦利品

揃わないベントラーの恐怖
揃わないベントラーの恐怖
SSDNGさんの折り紙をみんなで作りました。

アフター

鍋
みんなで鍋を食べました〜 これのために例大祭やってる


裏話

お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、今回の例大祭では色々と実験的な試みをさせて頂いていました。ここではそれらについてつらつらと書かせて頂きます。

2スペース参加

今回の秋例では、初めて2スペースで(厳密に言うと1スペースのサークルを2つ立てて接続するというかたちで)参加させて頂きました。

この経緯について説明するには、まず弊サークルの近年の同人イベント参加動向について語らねばなりません。令和元年末頃からの新型コロナウイルス感染症の流行により、弊サークルでは多くの同人サークルや大学サークルと同様、活動が低調になり、イベントも中止となるなどして創作の契機が随分失われてしまっていました。以前は春と秋両方の例大祭やコミックアカデミー(年2回行われる東京大学の学園祭内の同人イベント)、コミックマーケットに参加していたのですが、令和2年のイベント中止や不参加による中断を経て、令和3年から昨年までは秋季例大祭のみに参加するというかたちで活動を続けていました。

しかし昨年からは新型コロナウイルス感染症の影響が収まり部員が増えて活動が活発になったので、本年令和6年から春季例大祭への参加を再開いたしました。今年5月に行われました春季例大祭では1スペース参加で、新刊1点と既刊2点を頒布致しました。活動が活発になったことも相まって、この例大祭ではサークル全体で創作意欲が高まっていた雰囲気がありました。そしてその勢いのままに、合同誌だけでなく個人制作物を頒布する場を設けることを決め、申し込みまでしてしまったというわけです。

個人制作物を頒布したのは結局二人だけでしたが、個人誌、アクリルキーホルダー、色紙、と様々なグッズが並びました。また今回はスペースをふんだんに使えるということで、既刊を4種類も並べて今までになく賑やかな雰囲気になりました。

缶バッジ

また今回は初の試みとしてオリジナル缶バッジを制作しました。これはサークル独自のグッズが欲しい、という代表の豆腐くんたっての希望で実現したものです。イラストは学部4年のしろうちが担当しました。実はプロジェクトの始動が遅く締切が怪しい感じがあったのですが、無事に間に合いました。今後はサークルメンバーの部員証のような使い方がされるようになるかもしれません(?)

缶バッジ
缶バッジ

東大二次試験風模試

今回の秋季例大祭で頒布しました新刊『東大幻想郷弐拾参』には、東京大学入学試験の二次試験の形式で東方Projectを題材とした模擬試験を掲載いたしました。本年の春季例大祭で新刊として頒布した『東大幻想郷弐拾弐』では大学入学共通テスト風の模試を掲載し、幾許か好意的な反応を頂くことができました。今回の東大二次試験風模試はその流れで制作が決まり、7人ほどで企画し、実際の作問は3人がそれぞれ一つづつ大問を担当して進めました。共通テスト(あるいはセンター試験)は日本全国多くの方が受験したり、そうでなくても一度くらいは中身を見聞きしたりした経験があるかと思うのですが、東大二次試験の中身というのは東大生と受験生くらいにしか知られていない、一種の内輪ネタになっているように思います。このようなものを合同誌に掲載するのは如何なものかとも考えたのですが、内輪ネタというのも上手く扱えば立派な個性として活かしてあげられるのではないかとの思いから制作を続行することにしました。

第一問は世界史の第一問大論述問題、第二問は現代文の文理共通第一問、第三問は歴史や理科、英語の問題の形式に合わせつつ、古文の要素を絡めたものになっています。第二問については問題文をどうするかかなり悩んだのですが、結局原作書籍『東方求聞史紀 〜 Perfect Memento in Strict Sense.』に題材を取ることとしました。著作権保護のため原文は掲載していないのですが、まだお読みになったことがない方は、この模試を機にぜひ一度お読みになって頂けると幸いです(布教)。第三問の一部の設問を解くには若干の古文の知識が必要ですが、それ以外は東方の知識だけで完結するようになっています。これは東方以外の知識やリスニング能力を問うのは一次試験(すなわち共通テスト)で十分だろうという判断によるものです。

組版について、共通テスト模試はtaketori98がちゃんとした組版ソフト(Adobe InDesign)及び本物と同じフォント(平成明朝)を使って制作していました。一方今回の東大模試は、うーはいうぇいが貧弱なソフトで制作しており、フォントも持っていなかったため実は僅かに再現度が低下してしまっています。また解答用紙は完全にオリジナルで、実際の入試の社会科目と国語の解答用紙を参考に作りました。ただ、デザインを重視した結果、方眼の解答欄が若干小さくなってしまったのですが、第二問の(一)から(四)の縦長の解答欄については実際の解答用紙と同じ大きさになっています。解答用紙のコピーをする際には、第二問の解答用紙だけは拡大縮小せずにコピーを取って頂けると、実際の東大入試を解くような雰囲気を楽しめると思います。

なお、解答例については12月頃に当サイトに掲載することを予定しています。

合同誌の編集

今回の表紙デザインは、しろうちが担当したのですが、それが新聞風のデザインだったということで、編集もそれに合わせて新聞風にしてみました。フォントは主に毎日新聞明朝というものを使ったのですが、だいぶ雰囲気を合わせることができたと思います。

終わりに

冒頭の通り、今回の頒布物は駒場祭や来年の春季例大祭でも頒布を行う予定です。今年の駒場祭は11月22日(金)から24日(日)までの3日間、東京大学駒場キャンパスにて開催されます。よろしければ是非とも足をお運びください。